常にブンデスリーガで圧倒的な力を見せるバイエルン・ミュンヘンは、昨シーズン史上初となるリーグ7連覇という偉業を成し遂げました。
そして国内カップのDFBポカールも制し、2冠を達成しました。
非常に順風満帆なシーズンかと思われますが、シーズン序盤はかなり苦戦しました。
ニコ・コヴァチを新たに監督として迎えた2018ー19シーズン、リーグ戦で一時は6位に低迷してしまいました。
連敗を屈し、当時首位に立っていたドルトムントとの最初の直接対決まで敗れてしまいました。
それでも、チームは立て直す事に成功し、最終的には稀に見る大混戦のリーグ戦を優勝で締める事が出来ました。
流石絶対王者と言うべきでしょうか、リーグが終盤に向かう度に気迫が増すチームの戦いっぷりは素晴らしい物でした。
しかし残している課題も多く、その一つとしてウィングの高齢化が挙げられていましたが、遂にはリベリーとロッベンのスター選手2人が退団する事となりました。
そこでチームは若手でレベルの高いウィンガーを欲しています。
現在もニャブリやコマンなど素晴らしい選手は揃ってはいますが、より高いレベルまでチームを上げるためには、間違いなく補強が必要になると思います。
来シーズンは未曾有のリーグ戦8連覇に挑むバイエルン、7季ぶりチャンピオンズリーグの優勝も果たしたい所です。
そこで、今回は
- バイエルン2019-20の最新移籍の新加入選手は?
- バイエルン2019-20の最新スタメン・フォーメーション予想!
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
バイエルン2019-20の最新移籍の新加入選手は?
今年は退団選手が多く、チョン・ウヨン、フンメルス、アドリアン・ファイン、ハメス・ロドリゲス、フリードル、リベリー、ラフィーニャ、ロッベンという数多くの選手の退団が決定しています。
中心選手であるハメス・ロドリゲス、フンメルス、リベリー、ロッベンの退団は特に痛いと思います。
しかし、新たに3選手の加入も決まっています。
最初にその3選手を紹介したいと思います。
一人目はシュトゥットガルトから加入しましたベンジャミン・パバール選手(23歳)です。
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— Benjamin Pavard 5 (@BenPavard28) May 1, 2018
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昨年ロシアで開催された2018FIFAワールドカップでは、優勝したフランス代表の一員としてプレーしました。
そこで大活躍した同選手は、当時中堅的な立ち位置にも関わらず一躍注目を浴びる事になります。
この選手の代表選出はあまり予想されてなく、当の本人も「全然期待していなかったからね」と話していました。
サプライズの選出となったパバールは、センターバックと右のサイドバックをこなす事ができ、ワールドカップでは本職であるジブリル・シディベの代わりに右サイドバックのレギュラー選手としてプレーしました。
ダイナミックなプレーより堅実なプレーでチームに安定をもたらす同選手ですが、時に予想の範囲を上回る程のインパクトの残るプレーを魅せます。
同大会のベスト16では、2014大会の準優勝チームであるアルゼンチン相手に、クロスのこぼれ球を右足のダイレクトボレーで豪快に突き刺すスーパーゴールを決めました。
このゴールは大会の公式ベストゴールにも選ばれました。
ワールドカップを通して大きなインパクトを残したパバール選手、シーズン序盤から彼に掛かる期待はかなりの物だと思いますがそれを上回る程のパフォーマンスを残せるか楽しみです。
二人目の選手はアトレティコ・マドリードから加入しましたリュカ・エルナンデス選手(23歳)です。
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— Lucas Hernández (@LucasHernandez) March 3, 2019
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ブンデスリーガ史上最高額である8000万ユーロ(約99億円)で加入したこの選手は、センターバックや左のサイドバックとしてもプレーする事ができます。
2018FIFAワールドカップ、パバールと同様にエルナンデスもフランス代表の左サイドバックでレギュラー選手としてチームの優勝に貢献しました。
1対1の強さにスピードもあり、豊富な運動量でサボる事なくチームの勝利に全力を尽くす事が出来ます
また中盤でのプレーも不可能でなく、シーズンの中盤では真ん中でプレーする彼の姿が見られるかも知れません。
パバール選手と同じく多種多様な仕事をこなせる為、これからのシーズン様々な場面で使われる事になりそうです。
三人目の選手はハンブルガーSVから加入しましたフィーテ・アルプ選手(19歳)です。
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— Gulf-Times (@GulfTimes_QATAR) July 19, 2019
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若手選手であるため世界的な知名度はまだ低く、あまり情報も出回ってはいませんが、先日行われたプレシーズンマッチのアーセナル戦でプレイし、非常に躍動していました。
フォワードとしてプレイする同選手は、主にトップ下を主戦場としてプレイしていたみたいです。
まだ未知数な所が多いですが、周りのチームメイトは「知的な感じで、とても意欲的だ。」と彼を評価していました。
最初は主にカップ戦などの出場になると思いますが、限られた時間の中でどの様なプレーを見せるか非常に楽しみです。
次に、冒頭の部分で述べた様に一番に注目されているウィンガーの補強としてバイエルンが熱視線を送る2選手を紹介したいと思います。
一人目の選手はマンチェスターシティ所属のレロイ・サネ選手(23歳)です。
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— Leroy Sané (@LeroySane19) April 14, 2019
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この選手は攻撃的ウィンガーで、左右でプレイする事ができトップ下でのプレーも可能です。
この選手はバイエルンが求める若くして素晴らしいスキルを持った選手であり、何よりドイツ代表である同選手はバイエルンに数多く同胞のチームメイトが所属しています。
その為チームにフィットするのに時間はあまり要さないかも知れません。
まさにこの選手こそバイエルンが現在一番に獲得を臨む選手と言えます。
サネの一番の持ち味は「リーグ最速の男」と呼ばれる程のスピードです。
スプリント勝負であればどんなDFも追いかけるだけで精一杯かと思います。
またドリブルも非常に上手く、素晴らしいテクニックを持っており、高い得点力で2シーズン連続でリーグ戦2桁ゴール&アシストを決めています。
フリーキックも上手く、昨シーズンのチャンピオンズリーグでは、ベスト16で古巣のシャルケ相手に素晴らしいキックを魅せました。
ただ、サネ自体は移籍に関して前向きな考えではなく、移籍金も非常に高額である為、移籍は難航しているみたいです。
個人としてはプレミアで活躍する姿の方がみたいですが、シティでは出場機会が限られている為、より多くの出場機会が設けられるのであれば是非ともバイエルンでプレーする所も見てみたいです。
二人目の選手はチェルシー所属のカラム・ハドソン・オドイ選手(18歳)です。
— Callum Hudson-Odoi (@Calteck10) July 23, 2019
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この選手は、サネと同じ様に左右のウィングにトップ下でもプレイする事が出来ます。
18歳と若い選手ではありますが、期待の星である同選手の流失を防ぐために、チェルシーは彼に週給10ポンド(約1300万)という破格の額を提示する予定らしいです。
これにより移籍の可能性は低くはなりましたが、18歳とは思えないドリブルを魅せるこの選手は是非ともバイエルンで見てみたいと思う選手です。
昨シーズンのヨーロッパリーグでは9試合に出場し、4ゴールという成績を残しました。
大舞台でも活躍できるメンタルとスキルはまさに18歳とは思えません。
まだまだ荒々しい所もありますが、どの様に改善されていくかもこの選手に対する見所です。
この将来有望な若手選手をバイエルンはチームに迎え入れる事が出来るか、最後までどうなるかは分からない為しっかり見届けたいと思います。
バイエルン2019-20最新スタメン・フォーメーション予想!
2018-19シーズン
2019-20シーズン予想
フォーメーションは3−2−2−3で考えました。
バックは主に3バックで、サイドには新加入選手のパバールは右に、エルナンデスは左のサイドバックに入れました。
そして、キミッヒとアラバはより攻撃参加が出来る様ウィングバックに上げてみました。
中盤は攻撃を組み立てるチアゴに、期待の意味を込めてゴレツカをチョイスしてみました。
前線は変わらずこの三人がメインになるかと思います。
ここにサネやハドソン・オドイが加入となるとまた変わってくるとは思いますが、今のところそのままでシーズンを迎える事になると思います。
チームとして程よくまとまりがあり、是非とも見てみたい理想のメンバーです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、バイエルン2019-20最新スタメン・フォーメーション予想と移籍の新加入選手もお伝えいたしました。
来シーズンもブンデスリーガの大本命であるバイエルン・ミュンヘン。
しかしリーグ最大のライバルであるドルトムントは、今シーズン積極的な補強を行い本気で優勝を狙っている為、優勝への道のりはそう簡単ではありません。
またチャンピオンズリーグで戦う事になる周りのビッククラブも積極的な補強に乗り出しているため、新シーズンは非常にレベルの高い大会になると思います。
そこで優勝を飾る事が出来れば、真の実力を証明する事が出来る為、サポーターやファンにとっては楽しみなシーズンになる事間違いありません。
新シーズン開幕まで1ヶ月を切りました。
楽しみに待ちましょう!
いつもありがとうございます。だんだん!
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