皆さん、こんにちは。
未だ新型コロナウイルスの収束の気配が見えない中、イギリスでは先日3度目のロックダウンに入りました。ヨーロッパの各リーグに所属する選手においても感染者が確認されており、一部の試合では「試合延期」などの対応も行われています。
さて、今回取り上げるのは2018-19シーズンのチャンピオンズリーグで準優勝の成績を収めたイングランドの【トッテナム・ホットスパー】です。
昨シーズンはプレミアリーグにおいて6位でのフィニッシュでしたが、強豪チームが多い中ここ数年は安定した強さで上位をキープしています。
今回は、そんなトッテナムの2021年冬の「補強」と「放出」に注目し、今回は以下の内容でお送りしていきたいと思います。
- 最新移籍情報
- 冬の獲得候補は?
- 退団選手も予想!
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
最新移籍情報
それでは、補強と放出に目を向ける前に、現在のトッテナムの現状をみていきましょう。
試される名将の采配と進化した2人のストライカー
今季のトッテナムはリーグ戦前半はマンチェスター・シティやアーセナル戦に勝利するなど、重要な試合で勝負強さを見せトップに立っていましたが、12月に入り勝ち点の取りこぼしが続き一時順位を7位まで落とし、現在は5位(2021/1/13現在)に位置しています。
一方、今季のヨーロッパリーグにおいては安定した強さでグループステージを首位通過。2/18日に行われるノックアウトステージ1回戦へと駒を進めています。
今季のトッテナムは、イングランド代表FWハリー・ケインと韓国代表FWソン・フンミンのコンビが絶好調の状態で両選手共ゴールを量産しており、「プレミア最強2トップ」として脚光を浴びています。
また長らく不在だったハリー・ケインのバックアッパー候補のカルロス・ヴィニシウスをベンフィカから1年間のレンタルで獲得。また同じくレンタル移籍でウェールズ代表FWガレス・ベイルをレアル・マドリードから獲得するなど前線はかなり豪華なメンバーが揃っています。
モウリーニョ監督の念密な計画によりコロナウイルスの影響で各クラブが財政状況悪化の影響を受ける中、限られた予算で実力十分な選手の獲得に成功している印象です。
現在のチームは「圧倒的な攻撃力」と前レアルマドリードで指揮を取っていたモウリーニョらしい「美しいカウンター」が魅力のチームで中盤から前線へのクオリティは個人的にリーグトップクラスだと思います。
ハリー・ケインとソン・フンミンが現在フル稼働中ですので、今後疲労が蓄積した場合の怪我のリスクが少々心配ではありますが、補強選手の持ち味を活かしながらバランスよく使うことができれば十分優勝争いに食い込むことができるのではないでしょうか。
一方で、前線に豊富なタレント選手を揃えているトッテナムですが、チームにとって不安材料もあります。
今季のチームはこれまでリーグトップクラスの攻撃力を誇り、穴があるポジションも特に見当たらないように思われますが昨年12月以降、勝ち点をうまく積み重ねることができていません。
要因を一つ挙げるとすれば「トッテナム対策」を講じる相手チームの戦術にうまく対処できていない試合が増えてきた点ではないでしょうか。
12月に2連敗した相手は上位チームのリバプールとレスターが相手だったので仕方のない部分かもしれませんが、モウリーニョ監督の得意とする「引いてカウンターを狙う」戦術を活かせない場面が目立ち、攻撃陣も相手守備陣から徹底的にマークされ不発に終わりました。
これまでの「カウンターサッカー」に加えて今後は試合状況によって「ポゼッション重視」の戦術も必要になってくるのではないでしょうか。
クオリティの高い選手が多数揃っていますので、きっと実現できるはずです。
冬の獲得候補は?
それではここから、冬にトッテナムの獲得選手として噂される選手たちを何人かご紹介していきたいと思います。
クリスティアン・エリクセン(インテル)
インテル
自陣で相手を集めて、集めて相手を剥がしてビルドアップ。ラウタロ・マルティネス、ルカク、エリクセンの見事の崩し。3人の奏でる見事なコンビネーションでGET Gole🥅pic.twitter.com/1y14pnpiRt
— inamo (@inamo18) June 22, 2020
まずご紹介するのはインテルに所属するデンマーク代表MFのクリスティアン・エリクセンです。
1年前にこれまで6年半所属していたトッテナムを離れ、イタリアに活躍の場を移したエリクセンですがインテルのアントニオ・コンテ監督の構想から外れている状況で現在苦しいシーズンを過ごしています。
トッテナム時代「魔法のタッチ」を持つと称された同選手は4年連続のチャンピオンズリーグ出場権獲得や2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝に貢献するなど中心プレイヤーとして活躍しました。
同じロンドンに拠点を持つライバルチームのアーセナルも獲得を検討しているとの情報も出ており、今冬様々なクラブが獲得に動く可能性があります。
長短のパス精度とゲームメーク能力の高さは健在で、豊富な運動量も魅力の選手です。
チームのポゼッションを手助けできる選手だと思いますし、昨年まで在籍したチームですので時間をかけずにフィットできそうです。
彼が今後どのような決断を下すのか注目されます。
ミラン・シュクリニアル(インテル)
シュクリニアルのディフェンス◎#skriniarpic.twitter.com/1QIk1GnIDK
— まぶ@football×game (@aimarsilva21) May 20, 2019
続いてご紹介するのもインテル所属の選手でスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルです。
2017年にサンプドリアからインテルに加入したシュクリニアルは、恵まれた体格を活かした力負けしない対人の強さが特徴の選手です。
スピードのある選手ではありませんが空中戦に競り勝つ高さも持っています。
本職はセンターバックですが、過去にボランチやサイドバックでプレイした経験もあるため複数ポジションをこなすことができる点も魅力的な選手です。
25歳とまだ若い年齢を考えると高額な移籍金が設定されると予想されますが、もうすぐ32歳になるCBトビー・アルデルヴェイレルトの年齢を考慮すると今後必要な選手かもしれません。
退団選手も予想!
最後に、今冬に放出が予想される選手たちについてもスポットを当ててみましょう。
デレ・アリ
1人目はイングランド代表MFのデレ・アリです。
このアリのフリック。
ちょこちょこって下がって、DFに寄せさせてわずかなパスコースをつくる。この場面でこれができるのがデレアリ。
pic.twitter.com/9dFKUp7r91— 高橋大地 (@daichenko9) May 9, 2019
若くしてトッテナムのレギュラーを務め、イングランド代表でも「期待の星」として注目を浴びてきたデレ・アリですが今シーズンは出場確保に苦しんでいます。
188cmの長身でありながら、巧みなボールコントロールと想像力に長けた評価の高い選手です。本職はトップ下ですが、ボランチとしてもプレイできるユーティリティ性の高い選手としても知られています。
一部ではモウリーニョ監督との衝突も報じられており、本人も出場時間に満足していないはずですので、今冬移籍をする可能性も考えられます。
10代からクラブと代表チームの中心として活躍してきた「スター選手」ですから相当数のクラブが注目していると思います。
24歳と年齢も若く、移籍金も高額になることは確実ですのでレンタルでの移籍の可能性が高いのではないでしょうか。
ハリー・ウィンクス
最後にご紹介するのは、イングランド代表MFハリー・ウィンクスです。
【ハリー・ウィンクス】
😀⚽️ 契約合意に至ったハリー・ウィンクスが、
ウェストハム戦で決めたゴールと、
ゴールの後のセレブレーションを振り返ろう!😀⚽️ pic.twitter.com/VC1S83il5R
— スパーズ🇯🇵ジャパン (@SpursJapan) February 14, 2017
トッテナムのユース出身の生え抜き選手でもあるウィンクスは、繊細なボールタッチと小柄ながらガッツ溢れる守備でチームを助けられるセントラルミッドフィルダーです。
これまで安定したプレイで評価を年々高めてきた同選手ですが、昨夏にサウサンプトンから加入したデンマーク代表のピエール・エミール・ホイビュルクが加入して以降、チーム内における序列が徐々に低下しつつあります。
ウィンクス本人も現状に危機感を抱いているようで、試練の時を迎えています。
また本人は今年夏に開催予定のEUROにおいてイングランド代表としてプレイすることを自身の目標として掲げており、代表選出のためにクラブでプレー時間を確保する必要があります。
幼少期から育ったトッテナムを離れるのか、去就が気になるところです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、トッテナム・ホットスパー2021冬の移籍最新情報に加えて、噂の獲得候補・放出選手もお伝えしました。
今季、これまで好調な攻撃陣の活躍で優勝を狙える位置にいるトッテナム。
今冬の移籍市場ではどのような人員整理をし、リーグ後半戦に向け完成された陣容で臨むのか注目されます。
またファンの方にとっては、残り3分の2を切ったプレミアリーグを「スパーズ」がどのような結果で終えれるか気になるところかと思います。
今後のチームの未来について色々と考えてみるのも、面白いかもしれません。
いつもありがとうございます。
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