皆さんこんにちは。
欧州各国のリーグ再開を6月の下旬に控えた現在、待ち遠しく思っているサッカーファンの方もきっと多いことでしょう。
今回の記事でも、現在ブレイク中の若手選手を紹介していきたいと思います。
取り上げるのは、ドルトムントで急成長中のサイドバック、「アクラフ・ハキミ」です。
今季はブンデスリーガと欧州CLの両方合わせて9ゴール10アシストの成績を残しており、レンタル元のレアル・マドリーを始め、欧州各国のビッグクラブからも注目を集める若手の急先鋒に成長しました。
そんなハキミについて、今回は以下の内容でご紹介していきます。
- アクラフ・ハキミの移籍情報まとめ
- アクラフ・ハキミのプロフィール
- アクラフ・ハキミのプレースタイルを解説!
- まとめ
Contents
アクラフ・ハキミの移籍情報まとめ
ドルトムントで大ブレイクを果たしているハキミですが、来季以降の去就はまだ不透明です。
そこで、こちらのコーナーでは、ハキミの移籍が噂されるクラブをいくつかご紹介していきます。
移籍先候補その①:レアル・マドリー(レンタルバック)
まず一つの可能性としては、レンタル元のレアルマドリー復帰でしょう。ドルトムントでの活躍を見て、マドリー側が来季以降の頭数にハキミを数える可能性は大いにあります。
しかしながら、復帰した場合もスタメンが確約されているとはいえません。特に右サイドバックはここ数年カルバハルが不動の地位を築き上げており、ジダン監督からも厚い信頼を勝ち得ています。
ハキミが復帰したとして、開幕からスタメンを取れる可能性は余りないかもしれません。ハキミとしては今季果たした大ブレイクの波を維持したまま来季へ、という希望は必ず持っているハズですから、マドリー復帰によってコンスタントな出場機会を失い、調子を崩す可能性は0ではありません。
もちろん、下部組織から時を過ごしてきたマドリーで世界的な選手へ、という彼本人の野心はあるでしょうが、少なくとも来季に関しては勢いを維持していくという意味でも、マドリー復帰の是非は熟考する必要がありそうです。
移籍先候補その②:ユベントス
ハキミの獲得へ諸手を挙げているクラブの一つがユベントスです。
サイドバックの層の薄さに不安を抱えているユベントスは、今夏サイドバックの獲得が必至とされており、そこで白羽の矢が立ったのが、ハキミなのだと報道がされていますね。
確かに、現レギュラーであるダニーロは28歳、21歳のハキミと年齢的なバランスも良く、若手とベテランでレギュラー争いが出来るのは理想的な環境です。
ユベントスであればCLにも出場でき、且つ欧州カップ戦のタイトルやスクデットでも優勝に絡む可能性がありますので、チームタイトルの獲得という観点からも、ハキミのキャリアにはプラスになる筈です。
位置づけ的にはマドリー復帰よりリスクが少なそうですが、ハキミ側がリーグレベルとしてセリエAをどう捉えるかが、移籍実現のカギになるかもしれませんね。
移籍先候補その③:ドルトムント(完全移籍)
最後の可能性としては、現在レンタルで在籍中のドルトムントへの完全移籍です。
これが一番リスクが少なく、実現性もありそうなプランでしょうか。
現状ハキミはドルトムントで不動のレギュラーですし、チーム戦術にもピタリとハマっています。欧州CLのチャンスも毎年あり、チーム力次第では、不動の王者バイエルンの牙城を崩し、マイスターシャーレを獲得する可能性も。
若くエネルギッシュな現ドルトムントは、ハキミにとって居心地のいい環境には違いありませんが、完全移籍の障害となるのはやはりマドリー側の動向と、ハキミにつけられる値段でしょう。
ドルトムントは決して大枚をはたいてビッグネームを買うクラブではありませんから、完全移籍になる場合、経済的な面は争点になるかもしれませんね。
追記情報!
結局ドルトムント残留でもなく、レアルに戻る訳でもなく、イタリアの名門インテルへ5年契約約43億円で移籍することになりました!
アクラフ・ハキミのプロフィール
\独占インタビュー/
“超エリート” #ハキミ のこれまでを振り返る…
8歳からレアル・マドリーでプロデビューは18歳…そして #ドルトムント へレンタル移籍
トップでの練習は「夢が現実になった日」
レンタル移籍は「ブンデスに一番魅力を感じたんだ」
詳細https://t.co/zAbhGTMFq2 pic.twitter.com/xbDVFkawLt
— Goal Japan (@GoalJP_Official) January 29, 2020
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・プロフィール
①本名:アクラフ・ハキミ・モウ
②生年月日:1998年11月4日
③国籍:モロッコ
④身長:179㎝
⑤体重:68kg
⑥ポジション:サイドバック(右/左)
⑦利き足:右
⑧所属クラブ来歴:
2016〜2018 | レアル・マドリー |
2018〜2020 | ボルシア・ドルトムント |
2020〜 | インテル・ミラノ |
⑨備考:出身はスペインだが、代表チームは両親の祖国であるモロッコを選択。
アクラフ・ハキミのプレースタイルを解説!
それでは、ここからはハキミのプレースタイルを解説していきたいと思います。
①無尽蔵の走力
ハキミのシュートがもうFWのそれで草 pic.twitter.com/LDe6Ji9oU7
— い っ そ 〜 (@BOKUNO_ERIKA46) December 10, 2019
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ハキミをサイドバックとして支えているのは、90分間常に上下動を繰り返す走力の高さです。
サイドバックには、「ここで上がらなければいけない」、「ここは戻らなければいけない」というような、必ずスプリントを行わなくてはいけない局面が試合中何度も訪れます。スプリントというのはただ走ることではなく、「目的を持って特定のポイントへ走る」のことを意味しています。
しかし、何度も何度もスプリントをするのは簡単ではありません。それを可能にするだけのフィジカル的な能力が備わっていなければ、試合終盤まで体力がもたないでしょう。
その点、ハキミは90分間落ちることなく、ここぞという場面でのスプリントを行うことが出来ます。華麗なドリブル突破や美しいパス、豪快なミドルシュートのような派手な能力ではありませんが、チームの心臓たるサイドバックには、走力は欠かせません。
特にドルトムントは攻守にインテンシティを求めるチームですから、現在ハキミが大ブレイクしている背景には、持ち前の走力とチームのスタイルがガッチリハマったという部分があるのでしょう。
②正確なクロス
ドルトムント
ハキミのアシスト集ほとんどが
グラウンダーでのアシストクロスの精度
抜け出すタイミング
パスコース
強さお手本の様なクロスの数々pic.twitter.com/jnKlFoRVQe
— inamo (@inamo18) March 27, 2020
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サイドバック、特に攻撃的なサイドバックには必須の能力となる正確なクロスも、ハキミの武器の一つです。
ハキミはトップスピードでも質を落とさずにクロスを供給できるため、ペナルティボックス内の味方選手は一旦立ち止まることなく、動いた状態を保ったままクロスへ合わせることが出来ます。
攻撃に秀でていないサイドバックであれば、クロスを上げる前に一旦切り返しを入れて減速してしまう場合もありますから、攻撃陣にとっては大きな違いですね。
またクロスの種類も豊富で、球速の速いアーリークロス、ロブやマイナスへのグラウンダーなど、局面に応じてキックを使い分けられるのも、ハキミの強みですね。
特にゴールライン手前まで抉ってのマイナスは大きな形となっており、足元の技術に長けたドルトムントの前線とハマっている印象がありますね。
③出足の速い守備
Best of アクラフ・ #ハキミ@AchrafHakimi@BlackYellow pic.twitter.com/qKWpgbY62B
— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) April 14, 2020
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ハキミが現在、欧州でも注目を浴びるサイドバックとなっている要因の一つに、攻撃だけでなく、守備もそつなくこなせる器用さが挙げられるでしょう。
得てして攻撃に持ち味のあるサイドバックは守備に難を抱えている場合が多いものですが、ハキミにそういった印象はなく、守備にもしっかり走ることが出来ます。
サイドバックの守備能力は、その前にいるサイドハーフやウイングの守備タスクにも大きく影響してきます。サイドバックが守備に秀でれば秀でる程、その前の選手は守備の負担からある程度軽減され、より攻撃に専念することが出来ます。こうしてみると、サイドバックの守備能力が如何にチームの攻撃力に直結してくるかが分かる筈です。
その点、ハキミは守備時にも持ち前の走力を活かし、出足早くボールを刈り取る守備が出来ています。
彼のサイドバックとしての総合値を大きく引き上げているのは、ハキミの守備能力の高さでもあるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『アクラフ・ハキミの移籍情報まとめ!プロフィールやプレースタイルも調査!』と題しましてお伝えしました。
今回ご紹介したハキミを始め、レアル・マドリーが抱える若手たちは皆ワールドクラスへ成長できるポテンシャルを秘めていますね。
まだまだ成長途上にあるハキミが、来季どこを活躍の場に選ぶのか、彼の動向を注視していきたいところです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
いつも有り難うございます。
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