皆さん、こんにちは。
いよいよ今週末に再開を控えるイングランドプレミアリーグですが、各クラブが練習の模様やトレーニングマッチなどの動画をアップしており、自粛期間でもトレーニングに励んでいた選手たちのパワーアップを感じますよね。
さて、今回も注目の若手選手についてご紹介していきます。
今回取り上げるのは、マンチェスター・ユナイテッドの至宝、「メイソン・グリーンウッド」です。アカデミー時代から神童と名高かった彼は、昨年のトップチームデビュー以降もその才能の大きさを証明し続けており、主力として定着した今季は公式戦13得点を記録中。
あのライアン・ギグス達を生んだ「92年世代」の再来ともされる期待の若手の中でも、一際輝く将来のエース候補筆頭です。
そんなグリーンウッドの
- 移籍情報まとめ
- プロフィール
- プレースタイルを解説!!
- まとめ
の順にお伝えしていきます!
移籍情報まとめ
さて、それではまず、注目の若手ストライカーであるグリーンウッドの、移籍の可能性を探ってみましょう。
移籍先候補その①:ユナイテッド残留
筆者個人的な見解でいえば、来季もグリーンウッドがユナイテッドでプレーをする可能性は90%以上といったところではないでしょうか。
現状の台所事情でいえば、ほぼほぼ間違いなく、グリーンウッドは残留することになると思われます。
というのも、現在ユナイテッドで指揮を執るスールシャール監督はユナイテッドでの選手時代、99年のトレブルに大きく貢献した功労者の1人です。
そして、彼が活躍した90年代と2000年代は、ライアン・ギグス、ポール・スコールズ、ギャリー・ネヴィルなど、アカデミー出身の若手たちをどんどん重用し、成功を収めてきた時代でもあります。
その時代を知るスールシャール監督は若手を積極登用する重要性を理解しており、事実就任当初から現在まで、若い選手を臆することなくピッチに送り出しています。
その中でも一番の期待を背負っているグリーンウッドは、今シーズン主力の1人として活躍をしており、本人も期待に充分応える結果を残しています。
スールシャールとしてもここまでの才能は手元に置いて育て上げたいと考えているはずですし、放出する理由が見当たりません。
唯一の懸念はフロント側ですが、CEOのエド・ウッドワードはスールシャールと長期的な視座でチーム作りを行っていくことに賛同の意を示しており、今後10年間のユナイテッドの前線を担うグリーンウッドの移籍を許可する確率は限りなく低いのではないでしょうか。
ファンの希望としても現実的な展望としても、グリーンウッドの残留はまず間違いないところだといえます。
移籍先候補その②:スペインのビッグ2
しかし、もしグリーンウッドの移籍が有り得るとすれば、国外のクラブに限られるでしょうか。
特にユナイテッドと同等、もしくはそれ以上の歴史と規模を持つクラブとなると、スペインのビッグ2、レアル・マドリーとバルセロナになるかと思います。
現在マドリー、バルサは共に前線の過渡期を迎えており、今後キャリアの終盤に差し掛かっていくリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、カリム・ベンゼマらは、そう遠くない未来にピークアウトしていくはずです。
そうなるとやはり彼らに代わる選手を獲得する流れにはなりますが、彼らの穴を埋められる逸材はそう多くありません。
そうなると、18歳にして才能を証明しているグリーンウッドに白羽の矢が立てられても全くおかしくありませんし、サッカー選手として、スペインの2クラブからの誘いにNOを言えるプレイヤーはいないのではないでしょうか。
現状、グリーンウッドが狙われているという噂は立っていないものの、今後ユナイテッドでの出場機会が確保できなくなった場合、そのタイミングで2クラブから声がかかれば、実現しない話ではなさそうです。
移籍先候補その③:ボルシア・ドルトムント
最後に可能性がある移籍先としては、ドルトムントでしょうか。
ドルトムントが若手の成長にもってこいの環境であることは、サンチョやハーランドといった現所属の若手選手たちが証明していますし、経験を積む意味でのレンタル移籍などは、かなり現実的なプランです。
特にユナイテッドは今夏、イングランド代表のジェイドン・サンチョの獲得に動くとされていますが、コロナウイルスの影響で減収している現在、サンチョの莫大な移籍金をキャッシュで払う余裕があるのかという点には、疑問符が付きます。
ユナイテッドがサンチョ獲得の条項にレンタルでのグリーンウッド放出を含める、などのプランでドルトムントに揺さぶりをかける可能性はありそうですし、グリーンウッドとしてもサンチョが抜けた右ウイングでスタメンとしてプレイできるのであれば、かなりWin-Winの取引になるのではないかと思われます。
プロフィール
【見解】ユナイテッドOBが新星グリーンウッドに言及「正しく育てなくては」
💬#マンチェスター・ユナイテッド の #メイソン・グリーンウッド について #リオ・ファーディナンド 氏が育成方法に言及した
🔻詳細🔻https://t.co/4WKRVt7c4R pic.twitter.com/P054utuKvu
— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) March 26, 2020
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・プロフィール
①本名:メイソン・グリーンウッド
②生年月日:2001年10月1日
③国籍:イングランド
④身長:181㎝
⑤体重:不明
⑥ポジション:CF/WG
⑦利き足:左/右(両利きレベルで自在に右足も扱える)
⑧所属クラブ来歴:
2019- | マンチェスター・ユナイテッド |
⑨エピソード:
- イングランドの南西部にあるウィプシで生まれ育つ。地元でも天才少年として話題を呼ぶ存在で、その才能の大きさは4歳の時点で周囲に認められていた。
- 2018-2019シーズンのチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン戦でトップチームデビュー。17歳と156日でのプロデビューとなった。
- 2019年のヨーロッパリーグ、FCアスタナ戦でプロ初ゴールをマーク。このゴールはマンチェスター・ユナイテッドの歴史上、2000年代生まれの選手が記録した初めてのゴールであった。
- 今シーズンはここまで公式戦13得点をマークしており、2桁得点への到達は18歳117日。これはマンチェスター・ユナイテッドの歴史上、最年少での公式戦2桁得点への到達記録となっている。
プレースタイルを解説!!
それでは、最後にグリーンウッドのプレースタイルを解説していきたいと思います。
①世代随一のシュートセンス
メイソン・グリーンウッドのゴール集。pic.twitter.com/2M1e1oFLFk
— スケゴー (@sukego_fut) January 15, 2020
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彼のプレーの中で一番の武器になっているのは、その類まれなるシュートセンスだといえるでしょう。
特にペナルティーエリア内で右足で切り返しての左足シュート、左足で切り返しての右足シュートは既に本人の中で「形」として定着しつつあり、グリーンウッドの得点パターンの中でも定番になっています。
両足で精度の高いシュートを蹴り分けるセンスもさることながら、特筆すべきはシュートを抑えるミート力の高さでしょうか。
ユナイテッドの試合を観ると、グリーンウッドがシュートをふかしてしまう場面というのは全くと言っていいほどありません。ミートの際の力みが殆どなく、自然にボールへ力を伝えられているため、放つシュートの殆どを枠内に飛ばすことが出来ています。
もちろん欧州トップクラスのフォワードであればそれくらいの落ち着きを持ってシュートを撃てる力がありますが、注目すべきはグリーンウッドがまだ10代の選手であり、トップチームに帯同してフルシーズンを過ごし初めての1年だということでしょう。
シュートセンスに関しては間違いなく世代の中でも随一といっていいレベルにあると思いますし、順調に成長すれば、確実に欧州トップクラスのセンターフォワードになっていくはずです。
②深い切り返し
RVPことロビン・ファンペルシーと期待の新星メイソン・グリーンウッドを比較#mufcpic.twitter.com/YdKsYenXD4
— (@LMU_ManUtd) December 17, 2019
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続いて特徴的なグリーンウッドのプレーとしては、懐の深い切り返しでしょう。
シザースやキックフェイントを交えて繰り出される切り返しは角度が鋭角で、分かっていても止められない深さがあります。母国イングランドのファンを始め、ユナイテッドのサポーターが皆口を揃えて言うのは「ロビン・ファン・ペルシ―のようだ」ということです。
確かに、2013年にアーセナルからユナイテッドへやってきたファン・ペルシ―は、グリーンウッドと同じく左利きのCFで、鋭い切り返しからパンチの効いたシュートを放ち、ゴールを量産しました。ファーガソン体制下のラストシーズンだったこともあり、ファン・ペルシ―のプレーを印象的に覚えているファンは、かなりいるはずです。
確かに、グリーンウッドの切り返しの深さやドリブルのフォームはファン・ペルシーに瓜二つと言っていいほど似ており、何かしらの影響を受けているのは間違いなさそうです。
特にファンペルシーの在籍したシーズン、グリーンウッドはまだ12歳位の年齢ですので、子供ながらに影響を受けた可能性はありそうですね。
かつてユナイテッドのエースを担っていたFWのプレースタイルが、次代のエースの大きな武器になっているのは、ファンからすると感慨深くもありますね。
③勝負強さ
【注目選手2020】
プレミアリーグ若手編①メイソン・グリーンウッド
(マンチェスター・ユナイテッド / 18歳)公式戦8ゴールの左利きのゴールゲッター。カットインからのニアへのシュートが十八番。#注目選手2020 #マンチェスター・ユナイテッド #グリーンウッドpic.twitter.com/LyfoBNaOGC
— Mercato Japan (@mercato_jp) December 30, 2019
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最後はグリーンウッドの勝負強さを挙げたいと思います。
今シーズンは全公式戦で13得点4アシストを記録し、ヨーロッパリーグでは史上初めて5得点を記録したティーンエージャーとして名前を刻んだ彼ですが、その勝負強さは怪物の名に相応しい凄みがあります。
プレミアリーグとELの2つのコンペティションに絞って数字をみていくと、現在グリーンウッドは101分に1得点という得点率を誇っており、これはつまり、殆ど1試合に1得点を記録しているということになります。
実際にはフル出場の試合は多くなく、特にリーグに関しては途中出場での登場が殆どとなっていますので、この数字が如何に10代のスケールからかけ離れたものか窺い知れると思います。
ユナイテッドはルーニーの退団以降、ここぞの場面で仕事をしてくれるCFが不在の状況が続いていましたから、ここに来てやっと、アカデミーから勝負強いフォワードが出てきたというのは、嬉しい限りではないでしょうか。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
今回は、『メイソン・グリーンウッドの移籍情報まとめ!プロフィールやプレースタイルも調査!』と題しまして、メイソン・グリーンウッドの移籍情報やどんなプレーヤーなのかをお伝えしました。
「シュートスキルの高い若手選手」は意外と出てきていないため、グリーンウッドのような選手は若手の中でも異彩を放っている感があります。最近のトレーニング動画を見る限り、かなりフィジカルトレーニングを積んだのかな?という印象もあり、再開後の彼の動きにはますます注目したいところです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
いつもありがとうございます。
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