5月24日、サッカー日本代表・森保一監督がコパ・アメリカに臨むメンバー23人を発表しました。
来年に東京オリンピックを控えているため、今回のコパ・アメリカは東京五輪世代を中心にしたメンバーが召集されました。
今年Jリーグで、レベルの違いを発揮している久保建英選手や横浜F・マリノスの攻撃の中心である三好康児選手など、期待の選手が多く選出されています。
また、各ポジションにベテランの選手を何名か召集し、融合させることで「若手選手はベテラン選手から様々なことを吸収してほしい」という森保一監督の意図も感じます。
ベテラン選手では、川島永嗣選手や柴崎岳選手、そして岡崎慎司選手などが選ばれています。
そんな中、今回のメンバーで唯一の現役大学生が選ばれたのをご存知でしょうか?
法政大学サッカー部所属、上田綺世選手です。
大学生がA代表に選出されるのは、永井謙佑選手と山村和也選手が選ばれた2010年以来、約9年半ぶりのことです。
このコパ・アメリカでどんなプレーをしてくれるのかとても楽しみではありますが、上田選手に関してあまり詳しいことが分からないという人も多いのではないでしょうか?
ということで、今回の記事では上田綺世選手がこれまでどのようなサッカー人生を送ってきたのか、どんなプレースタイルなのか詳しく調べて行きたいと思います。
この記事を読んでからコパ・アメリカを見るとより楽しめるかもしれませんよ!
- 上田綺世の出身地やプロフィール
- 上田綺世のプレースタイルや特徴?
- まとめ
このような流れで書いていきたいと思います。
上田綺世の出身地やプロフィール
『【代表】法政大・上田綺世選手、CONMEBOLコパアメリカブラジル2019日本代表メンバー選出のお知らせ』https://t.co/1czOwNg0ym#jfa #daihyo#大学サッカー #コパ・アメリカ pic.twitter.com/ZCDKmgUxFs
— 関東大学サッカー連盟〈JUFA KANTO〉 (@JUFA_kanto) 2019年5月24日
生年月日 ・・・1998年8月28日(20歳)
出身地 ・・・茨城県水戸市
身長 ・・・182センチ
体重 ・・・76キロ
利き足 ・・・右足
所属 ・・・法政大学 体育会サッカー部
ポジション ・・・FW
5歳でサッカーを出会い、既にこの頃からストライカーとして活躍していたそうです。
サッカーを始めたきっかけが、社会人リーグでプレーをしていた父親の影響だと言います。
上田選手が小さい頃、父が目の前でハットトリックをしたことで、自分も「点を取りたいな」と感じサッカーに打ち込むようになりました。
地元の吉田小学校に通いながら、父がクラブのコーチをしていたこともあり、かなり厳しく指導されていた上田選手。
その頃から「父に認められたくてサッカーをしていた」と言います。
父と息子、二人三脚でここまで登り詰めたと言っても良いですね。
中学時代は、地元の水戸四中学校に通いながら、鹿島アントラーズのアカデミーである鹿島アントラーズノルテに所属していましたが、既にこの時に挫折を味わりました。
それは、ジュニアユースからユースへ昇格出来なかったことです。
中学校時代は、成長に波があり思い通りにサッカーをすることが出来ない状態でした。
ユース昇格が無くなった上田選手は、全国高校サッカー選手権8度・インターハイ7度出場など輝かしい成績を誇る高校サッカーの名門、鹿島学園高校に進学を決めました。
高校サッカー界では、名の知れた選手で「茨城に上田綺世あり」と言われるほどでした。
しかし、怪我の影響もありプロ入りには至らず大学進学を決断しました。
それでも進学した法政大学では、1年次から主力として活躍し、2年生の時には全日本大学サッカー選手権大会の優勝に大きく貢献しました。
既にいくつかのJクラブから声が掛かっており、争奪戦の末2021年から鹿島アントラーズへの入団が決まっています。
既に練習にも参加しているそうです。
鹿島ユースに昇格出来なかった中学時代から、「いつか鹿島に必要とされる選手になって、見返してやる」という反骨心をずっと持ってやってきたと言います。
そして大学2年生という速さで鹿島アントラーズのトップチームに入団が決まり、まさに有言実行ですね。
まだ、大学サッカー生活も残っているため、どんな活躍をしてくれるのか非常に楽しみです。
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上田綺世のプレースタイルや特徴は?
幼少のころからストライカーとしての才能は開花していました。
テレビで1度、小学校時代のプレーを見たことがありますが、右足・左足・ヘディングと多彩なパターンでゴールを取っていた印象があります。
多彩なゴールパターンを持っている上田選手ですが、そんな中でも特に自信を持っているプレーが、ペナルティエリア内のプレーだと言います。
ペナルティエリア内というのは、相手のDFが密集していてほぼスペースがないエリアです。
そんなエリアを得意とするということは、ワンタッチプレーに非常に優れているということです。
ワンタッチプレーとは、いわゆるワンタッチシュートです。
ペナルティエリア内でボールを少しでも持てば、一瞬で相手に囲まれボールを奪われてしまします。
そうならないために、味方のクロスボールなどに対してダイレクトでシュートを打てば相手のプレスが来る前に打てるのです。
今年行われたAFC U-23選手権タイ2020予選の第1戦で日本はマカオと対戦し、後半から出場した上田選手はハットトリックを達成しました。
その3得点のハイライトがこちらです。
AFC U-23選手権予選第1戦
日本代表 8-0 マカオこの試合後半から出場し
ハットトリックの達成
上田綺世/法制大インタビュー#u22 pic.twitter.com/KuDSqxDuDW— もん (@football_80D) 2019年3月22日
1得点目と3得点目はダイレクトシュート、2得点目はトラップしてからシュートまでが非常に早いシュートです。
この3点は上田選手の特徴が非常によく出ている得点ですね。
ダイレクトであればDFは1歩も寄せることが出来ず、シュートを打たれてしまいます。
また、空中戦にも強くコーナーキックなどのセットプレーからでも得点を奪うことが出来ます。
中学生のときはなかなか身長が伸びなかったですが、今では182㎝と恵まれた体格になりました。
足元の技術・空中戦に優れていますが、実はこれだけではないのです。
実はスピードもかなりあるのです。
上田綺世くんのお手本のような #comeの概念
目的地ありきの、迷い無き動き出し
決まらなかったけど pic.twitter.com/vJhQX3apXG— さかもとゆ (@Baybay__5) 2019年6月3日
このシーンでは、スペースを見つけてから加速するのがとても速いですね。
今からでも、十分Jリーグで通用するほどの能力はあると思いますし、来年には東京五輪という大きな大会も控えています。
上田選手の期待度というのは非常に高いですが、プレッシャーにも負けずに、日本の点取り屋として活躍してくれることを期待しています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、大学生で9年半ぶりにA代表選出された上田綺世選手についてご紹介しました。
数多くの挫折や苦悩を経験してここまで登り詰めた上田選手が、まずはコパ・アメリカというハイレベルの戦いの中でどんなプレーをしてくれるのか非常に楽しみです。
まだまだ若いので、様々なことを吸収して成長した姿をみたいと思います。
そして今後、日本のサッカー界の点取り屋としてワールドカップなどの大きな大会で活躍している姿をぜひ見てみたいと思います。
いつもありがとうございます。だんだん!
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