皆さん、こんにちは。
世界中で新型コロナウイルスの感染拡大の収束の気配がまだ見えない現在、ヨーロッパの各リーグにおいても未だ「無観客」や「人数制限」を強いられている状況が続いています。一刻も早く以前の状態に戻れる日を願うばかりです。
さて、今回取り上げるのは「レッドデビルズ」の異名を持つ、イングランドの名門【マンチェスター・ユナイテッド】です。トップリーグでこれまで最多の20回の優勝を経験している名門チームですが、2012-2013以降は優勝から遠ざかっています。
今回は、そんなマンチェスター・ユナイテッド2021年冬の
- 最新移籍情報
- 冬の獲得候補は?
- 退団選手も予想!
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
最新移籍情報
マンチェスター・ユナイテッドの現状
それでは、補強と放出に目を向ける前に、現在のマンチェスター・ユナイテッドの現状をみていきましょう。
復権を託されたスールシャールの道程
今季のリーグ戦は第4節のトッテナム戦で1−6の大敗を喫するなどやや不安定なスタートを切りましたが、徐々に勝点を積み重ね現在のところリーグ戦において2位と優勝を狙える高位置にいます。
一方、2季ぶりに出場を決めたチャンピオンズリーグについては最終的に3位でフィニッシュ。決勝トーナメントに上がれず、ヨーロッパリーグのノックアウトラウンドに回ることになりました。
今季のマンチェスター・ユナイテッドの特徴は、1月のマーケットでポルトガルのスポルティングから加入したブルーノ・フェルナンデスを軸に前線の選手の走力を生かしたダイナミックな攻撃が結果に繋がっている印象があります。
また、現在のところ十分な出場機会が与えられていないものの昨夏のマーケットでは欧州各国のビッグクラブから注目されていた中盤の、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークやベテランの域に達したものの経験豊富なプレイと高い得点力が魅力のウルグアイ代表FWエディソン・カバーニを獲得し、中盤と前線に豪華なプレイヤーを多数揃えています。
試合を重ねる毎に前線の崩しのパターンも増えており、今後は加えて新規加入選手の持ち味を活かすことができればクラブOBでもあるオーレ・グンナー・スールシャール体制3年目で8年ぶりのプレミアリーグ優勝も十分狙えるのではないでしょうか。
マンチェスター・ユナイテッドが抱える課題
一方で、中盤と前線に豊富な選手を揃えているマンチェスター・ユナイテッドですが、チームにとって不安材料もあります。
今季のチームは、前半にあっさり先制点を奪われてからギアを上げ、後半逆転しているパターンが多いように思います。
スールシャール監督は自軍選手のコンディションと相手チームのシステムに合わせ戦術を変更することが少なくない為、上手くはまらず立ち上がりに失点を許している傾向があります。
その後しっかり修正をして勝ち点を積み重ねている点はやはり強豪チームと言えますが、優勝する為に今後修正が必要になりそうです。
また、豪華な前線選手の層に比べ、ディフェンスの選手層をもう少し充実させたいところです。
チームの両サイドバックを支えるルークショーやワンビサカ、対人能力に優れたキャプテンのマグワイア等がこの先離脱するようなことがあればチーム力が大きく下がる可能性があります。代わりとなれる選手を補強し、より安定した強さを維持するために今冬どのような選手が加わるのか今後注目されます。
冬の獲得候補は?
それではここから、冬にマンチェスターユナイテッドの獲得選手として噂される選手たちを何人かご紹介していきたいと思います。
ベン・ホワイト(ブライトン)
イングランド2部最優秀新人賞を受賞したMFベン・ホワイトのプレー解説。pic.twitter.com/hWn0JUV2iz
— スケゴー (@sukego_fut) July 31, 2020
まずご紹介するのはブライトンで活躍する23歳のベン・ホワイトです。
ブライトンの下部組織出身でその後3クラブにレンタル移籍を経験。今季ブライトンに復帰をし、不動のセンターバックとしてチームを支えています。
身長185cmと大きな体格ではありませんが、足元の技術と正確なパスでビルドアップの中心となっています。23歳とは思えない冷静な判断力も魅力の選手です。
リバプールも獲得を検討しているとの情報も出ており、この「モダンなセンターバック」を今冬様々なクラブが獲得に動く可能性が高いです。マグワイアやリンデロフとはまた違ったタイプのCBですので、マンチェスターユナイテッドにとってはうってつけの選手ではないでしょうか。
チャーラル・ソユンチュ(レスター・シティ)
レスターのCBソユンチュ。1vs1の強さと安定の足元。フライブルク時代からさらに磨きが。
— とんとん (@sabaku1132) October 22, 2019
続いてご紹介するのは、レスターシティに所属するトルコ代表のチャーラル・ソユンチュです。
2018年にフライブルクからレスターに移籍をしたソユンチュは、2019年夏にレスターからマンチェスターユナイテッドに移籍をしたマグワイアの穴を見事に埋め、今ではチームにとって欠かせない選手に急成長をしました。
彼の特徴は、強靭なフィジカルを活かした無類の対人能力の高さです。さらに、相手チームのスピードのあるオフェンス選手に負けない「速さ」と運動量も大きな武器です。
かつて同じクラブで過ごしたマグワイアと再び同じチームメイトとしてプレイする日が訪れるかもしれません。
退団選手も予想!
最後に、今冬に放出が予想される選手たちについてもスポットを当ててみましょう。
セルヒオ・ロメロ
1人目はアルゼンチン代表GKのセルヒオ・ロメロです。
セルヒオ・ロメロのスーパーセーブ集#MUFC pic.twitter.com/CNjPb123Eb
— マンチェスター・ユナイテッド (@ManUtd_JP) March 19, 2020
2015年にイタリアのサンプドリアからマンチェスターユナイテッドへ加入したロメロ。
2016-17シーズンのUEFAヨーロッパリーグ決勝でもゴールを守り、チームの優勝に貢献しました。
チームの守護神ダビド・デ・ヘアの控えとしてこれまで61試合に出場してきたロメロですが、今冬移籍の噂が出ています。
チームは昨夏にシェフィールド・ユナイテッドにレンタル移籍させていたディーン・ヘンダーソンを呼び戻した為、ロメロは現在第3GKに降格しており厳しい状況に置かれています。
一部報道ではMLSからのオファーの噂もあるようです。
33歳とGKとしてまだまだ活躍できる年齢ですので冬に出場機会を求めて移籍する可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
フィル・ジョーンズ
続いてご紹介するのは、イングランド代表DFフィル・ジョーンズです。
モウリーニョ監督、フィル・ジョーンズについて「彼は前節のベンチメンバーに加わった。ケガを乗り越えた。今後は健康な状態を維持してもらいたい」 #MUFC pic.twitter.com/fQ3va3ZKXA
— マンチェスター・ユナイテッド (@ManUtd_JP) December 12, 2017
2011年夏に19歳という若さでブラックバーンから加入したジョーンズ。
今年10年目を迎える古株の同選手ですが、近年は怪我の影響もあり今季リーグ戦でまだ出番がない日々が続いており、スールシャール監督から信頼を得られていない状況です。
球際の激しさと闘志を前面に出したプレースタイルが特徴で、かつてファーガソン監督から「将来史上最高の選手になるポテンシャルを秘めている」と評価された程の選手ですので、以前の状態を取り戻すことができればまだまだトップリーグで活躍できる選手だと思います。
複数のプレミアリーグ中堅クラブが関心を示しているとの情報も出ています。
今冬、長年過ごしてきたクラブを離れる決断を下すのか注目されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、マンチェスター・ユナイテッド2021冬の移籍最新情報に加えて、噂の獲得候補・放出選手もお伝えしました。
今季これまで良い状態をキープし、プレミアリーグ優勝を狙える位置にいるマンチェスター・ユナイテッド。
今冬の移籍市場ではどのような人員整理をし、リーグ後半戦に向け完成された陣容で臨むのか注目されます。
またファンの方にとっては、残り3分の2を切ったプレミアリーグを「レッド・デビルズ」がどのような結果で終えれるか気になるところかと思います。
今後のチームの未来について色々と考えてみるのも、面白いかもしれません。
いつもありがとうございます。
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