皆さん、こんにちは。
昨年末から新型コロナウイルスの再拡大が続くイギリスでは、選手やスタッフの集団感染の影響で試合開催が見送られるケースも出始めています。
相次ぐ日程変更により選手のコンディション面に影響が出ないか今後心配されますね。
さて、今回取り上げるのは「プレミアリーグで最も危険なダービー」と呼ばれ因縁のライバルチーム、リバプールとの激しい戦いで毎試合サッカーファンを楽しませてくれる【エバートン】です。
昨シーズンはプレミアリーグにおいて振るわず12位でのフィニッシュでしたが、近年はあと一歩のところでトップ6入りを逃すなど上位チームを脅かすチームであることは間違いありません。
今回は、そんなエバートンの2021年冬の「補強」と「放出」に注目し、以下の内容でお送りしていきたいと思います。
- 最新移籍情報
- 補強する獲得候補は?
- 放出される退団選手も予想!
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
最新移籍情報
エバートンの現状
それでは、補強と放出に目を向ける前に、現在のエバートンの現状をみていきましょう。
新たなエース誕生と再生したマエストロ
これまで数々のビッグクラブを率いてトロフィーを掲げてきた名将のカルロ・アンチェロッティ監督がチームに就任して2シーズン目の今季のエバートンは、126年ぶりに公式戦開幕7連勝と素晴らしいスタートを切りました。
その後、一時は3連敗を喫するなど低迷に向かうかと思われましたが調子を取り戻し、12月には強豪チーム3連戦(チェルシー・レスターシティ・アーセナルに)全てに勝利しました。
現在のところリーグ戦6位、首位のマンチェスターユナイテッドの勝ち点差8(2021/1/21時点)とまだまだ優勝を目指せる位置にいます。
今季のエバートンはアンチェロッティ就任後にブレイクをし、昨年イングランド代表初出場を果たしたドミニク・キャルバート=ルーウィンと今シーズンにレアルマドリードから獲得し、見事再生を果たしたコロンビア代表のハメス・ロドリゲスの前半戦での活躍が現在の好位置にいる要因かと思います。
またハメス・ロドリゲス同様、今シーズンチームに加わり共に中盤でプレイする経験豊富なアランやドゥクレが早い段階でフィットできたことで中盤から前線にかけて厚みができたように思います。
前線の選手が流動的に動きながらリシャルリソンが相手チームの背後を取ったり、サイドの崩しから高さと決定力のあるドミニク・キャルバート=ルーウィンに合わせるなどハメス・ロドリゲスの加入によってここ数年のエバートンでは見られなかった「創造性が」が加わり攻撃パターンが増したように思います。
これまで「中堅クラブ」と呼ばれることが多かったチームが上位に食い込めるかアンチェロッティ監督の手腕に期待しましょう。
エバートンが抱える課題
一方で、各ポジションに豊富なタレント選手を揃えているエバートンですが、チームにとって不安材料もあります。
今季のチームは好調な攻撃陣によって得点パターンと得点数は安定している印象ですが、6試合連続で複数失点を与えるなど守備陣にやや不安定な部分を抱えています。今後はバックラインの修正が急務となりそうです。
チームキャプテンのシェイマス・コールマンもベテランと呼ばれる年齢に差し掛かっている為、今後安定したパフォーマンスを維持できるか気になるところです。
もう一点、個人的に非常に気になっているポジションがゴールキーパーです。
2017年に加入し、現在正GKのジョーダン・ピックフォードのパフォーマンスが安定しない点が気がかりです。
今シーズンは特に不用意なミスやセーブ率の低さが目立っていると感じています。
昨年10月に行われたリバプールとの「マージーサイドダービー」でリバプールのフィルジル・ファン・ダイクに対し、右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負わせてしまった事でのメンタル面の影響がパフォーマンスの低下につながっている可能性も考えられます。
至近距離からのシュートに対する反応の良さやロングフィードの精度はトップクラスなのでパフォーマンスが早く戻ることを願うばかりです。
「バックラインの安定」と「守護神の復調」が今後のエバートンにとって上位進出する上で重要な鍵となりそうです。
補強する獲得候補は?
それではここから、冬にエバートンの獲得選手として噂される選手たちを何人かご紹介していきたいと思います。
サミ・ケディラ(ユベントス)
謎の得点力を誇るケディラ。
ユーヴェで復活出来て良かったね!
(相変わらずゴールパフォーマンスは地味)@SamiKhedira pic.twitter.com/BNveU2H0ng— よこ (@LaJoya_aa) February 8, 2018
まずご紹介するのはユベントスに所属するドイツ代表MFのサミ・ケディラです。
2015年にレアル・マドリードからユベントスへ加入し、数々のタイトル獲得に貢献してきたケディラですが、アンドレア・ピルロ監督の下で構想から外れており今季のリーグ戦ではまだ出場機会が訪れていません。
ボランチとして豊富な運動量とフィジカルを活かした守備でチームの汗かき屋としてプレイできる選手です。
33歳という年齢は気になるところですが、高さもありダイナミックなプレーとハードワークができる選手なので個人的にはまだプレイしたことのないプレミアリーグにもすぐにフィットできると思います。
本人も以前「子供の頃から夢だったプレミアリーグでプレイ出来れば幸せ」とコメントしているので、挑戦する可能性は十分考えられます。
アンドレ・オナナ(アヤックス)
アンドレ・オナナ選手
トレーニング前に何度も確認しておきたい。
・打たれる前の準備
・コラプシング
・起き上がり
pic.twitter.com/iwXyfGNCzW— Atsuya (@Atsuya_gk) November 15, 2019
続いてご紹介するのはアヤックス所属のカメルーン代表GKアンドレ・オナナです。
バルセロナユース出身のオナナは2016-17シーズンからアヤックスの守護神を務めている24歳のゴールキーパーです。
キーパーですがバルセロナの下部組織出身の選手らしいキック精度の高さでチームのビルドアップに貢献できます。
左右両足から質の良いボールを供給でき、非常に反射神経に優れている点も魅力的な選手です。
アヤックスではすでにチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグを何度も経験しているので大舞台でも実力をしっかり出せるはずです。
順調にこのまま能力を発揮できれば近い将来マンチェスターシティのエデルソンのような「現代的なゴールキーパー」になれるのではないでしょうか。
昨夏、様々なビッグクラブから注目されましたが移籍は実現しませんでした。
高額な移籍金が設定されると予想されますが、獲得に成功すればチームのために貢献してくれるはずです。
アントニオ・リュディガー (チェルシー)
ここのリュディガー良かったなー pic.twitter.com/ib1nfut1WU
— Kouta😎🥖 (@koutablues4869) July 15, 2020
最後にご紹介するのはチェルシー所属の選手でドイツ代表DFアントニオ・リュディガーです。
2017年にイタリアのローマからチェルシーへ加入した現在27歳のリュディガー。
加入当初は中心選手として活躍していましたがブラジル代表のチアゴ・シウバの加入の影響もあり今シーズンは出場時間の確保に苦しんでいます。
190cmという長身を生かした対人能力と身体能力の高さが特徴で、スピードにも定評のある選手です。
また、本職のセンターバック以外にサイドバックもこなせるユーティリティ性も兼ね備えた選手です。
今シーズン、エバートンのディフェンス陣はやや選手層の薄さと不安定さで苦しむ試合もあるので、リュディガーのようなマルチな選手が入ることはプラスに働くのではないでしょうか。
彼が今後どのような決断を下すのか注目されます。
放出される退団選手も予想!
最後に、今冬に放出が予想される選手たちについてもスポットを当ててみましょう。
ベルナルジ
ディーニュ🇫🇷のロングパスから・・・
ベルナルジ🇧🇷が右足一閃!
エバートンの強力な左サイドコンビ🤜
— エバートンジャパン🇯🇵Everton Japan🏴 (@Everton_Japan) August 18, 2019
1人目は元ブラジル代表ベルナルジです。
2018年にウクライナのシャフタール・ドネツクからエバートンへ加入したベルナルジですが、今シーズンは前線の厚い選手層の中で出場機会を得られない状況が続いています。
163cmという小柄な体格から「小さな魔術師」の異名を持つ同選手は、持ち前のスピードを活かし狭いスペースを切れ込めるドリブラーです。
ややフィジカル面に課題が残りますが、豊富な運動量と巧みなボールタッチは対戦するディフェンダーにとって驚異となります。
イタリアのローマが獲得に興味を示しているとの報道も出ています。
28歳の年齢を考えるとその他のチームが獲得に動く可能性も十分考えられます。
機動力抜群のドリブラーですので、サイド攻撃を得意とするチームにとっては非常に魅力的な選手ではないでしょうか。
ファビアン・デルフ
今日のゴール:デルフ対クリスタルパレス
2016年のクリスタルパレス戦で、ファビアン・デルフが決めた素晴らしいゴールをピックアップ! pic.twitter.com/MyoiYKj2sl
— Manchester City (@ManCityJP) May 4, 2017
最後にご紹介するのは、イングランド代表DFファビアン・デルフです。
2019年位にマンチェスター・シティからエバートンへ加入したデルフの特徴ボディコンタクトの強さと制度の高いクロスを供給できる選手です。
センターハーフ以外にもボランチやサイドバック等、様々なポジションでプレイが可能な点も魅力的ですね。
複数ポジションでのプレイが可能なデルフはチームにとって貴重な戦力かと思います。
そんなデルフですが今季はアランやドゥクレの加入により本職の中盤での起用が減っており、今後移籍をする可能性は十分考えられます。
2019年に加入し、契約もまだ残っているためレンタルでの移籍なら十分可能性がありそうです。
本人は今年開催予定のEUROのメンバーに選ばれるためにも出場時間を確保したいはずです。
デルフの今後の動向が注目されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、『エバートン2021冬の最新移籍情報まとめ!獲得すると噂の新加入補強・退団リスト一覧!』と題してお伝えしました。
今季、スタートに成功しリーグタイトル獲得も夢ではない順位にいるエバートンですが今冬の移籍シーズンではどのような人員整理をし、リーグ後半戦に向け完成された陣容で挑むのか注目されます。
またファンの方にとっては、残り3分の2を切ったプレミアリーグを「トフィーズ」がどのような結果で終えれるか気になるところかと思います。
今後のチームの未来について色々と考えてみるのも、面白いかもしれません。
いつもありがとうございます。
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