皆さん、こんにちは。
プレミアリーグもリーグ戦再開へ向け、練習の再開を行っているクラブもありますが、依然選手やスタッフからコロナウイルスの陽性者が見つかってしまうなど、一進一退の状況が続いていますね。
さて、今回の記事では、そんなプレミアリーグの黎明期から人気クラブとして親しまれ続けている古豪、「エヴァートン」についてご紹介していきたいと思います。
日本にも少なからぬ数のファンがいらっしゃるかと思いますが、リヴァプールとエヴァートンの「マージ―サイド・ダービー」は、プレミアリーグの中でも屈指の熱さで知られており、毎シーズン激しい戦いが繰り広げられています。
記事のコンテンツは以下の4つです。
- エヴァートンの現状
- 補強選手はどうなる?
- 退団選手も予想!
- まとめ
の順番でお伝えします!
Contents
エヴァートンの現状
まずは、エヴァートンの19/20シーズンの状況を簡単に振り返ってみましょう。
アンチェロッティ就任で復調。上昇気流に乗って中断期間へ
前監督のマルコ・シウバ体制下でシーズンに臨んだ今季は、昨年末の時点で降格圏スレスレの15位に沈み、チームはかつてない不調に喘いでいました。
そして昨年末、ついに結果を残せなかったシウバ監督を解任し、後任に就いたのは何と、名将カルロ・アンチェロッティ。
輝かしいキャリアの中で実に15もの主要タイトルを獲得してきた老将の就任は、多くのサッカーファンに驚きを与えたはずです。
そして年始からは少しずつ結果が付いてくる試合も増え、中断時点での順位は12位と、何とか降格圏は脱せた感があります。
中でも2トップを務めるリシャルリソンとカルバート=ルーウィンの2トップは強力な武器となっており、リーグ戦での得点数は2人で計23得点。
今季エヴァートンのプレミアリーグでの総得点数が37得点であることを考えると、この2トップが如何に攻撃における比重を担っているかが分かります。
名将と共に再スタートを切ったエヴァートンですが、復さらに強固なチームへと成長していく準備が整いつつあるといえるでしょう。
積極補強が噂される来季はヨーロッパも見据えたいところ
そんなエヴァートンですが、コロナウイルスによる各クラブの財政難とは裏腹に、今夏は積極補強を行うのではないかと噂が出ています。
アンチェロッティやフロントは、真剣に来季「CL権の獲得」に挑戦していく意思があるとされており、その一環として今夏、積極的にビッグネームの獲得に乗り出していくという噂が囁かれています。
実際、今夏エヴァートンに関する移籍のニュースでは放出よりも獲得のニュースの方が圧倒的に多く、スカウティングチームが如何に広くリサーチを行っているかが窺い知れます。
エヴァ―トニアンの方々にとっては、かつてないほどのビッグ・サマーがやってくるかもしれませんね。
エヴァートンはもちろんですが、中東系の企業に買収されることがほぼ確実とされているニューカッスル・ユナイテッドを始め、来シーズンのプレミアリーグは中下位のクラブが思わぬサプライズを提供する可能性があります。
補強選手はどうなる?
では、一体どんな選手たちにエヴァートン加入の可能性があるのでしょうか。
①ロレンツォ・ペッレグリーニ(ASローマ)
移籍の噂
エヴァートンが大型補強へ…指揮官が同胞のペッレグリーニ獲得に関心https://t.co/IoquT6bX8b編集部より
「#エヴァートン は来シーズンの目標として #チャンピオンズリーグ 出場権の獲得を掲げています」 pic.twitter.com/dyshThHGxE— サッカーキング (@SoccerKingJP) April 3, 2020
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1人目はローマで活躍するMF、ペッレグリーニです。
彼は1996年生まれの23歳で、イタリア代表にも選出されている攻撃的なMFです。
プレースタイルとしては、「試合を変える一本のパス」が出せる選手です。
視野が広く、常に前方の状況を意識しながらボールを受けているため、ここしかないというタイミングで針の穴を通すような精密なパスを通すことが出来ます。
アンチェロッティ監督は同胞のペッレグリーニを高く買っており、今夏の獲得を熱望していると伝えられています。
ペッレグリーニの噂からも分かりますが、アンチェロッティ監督の就任により、イタリア方面や、過去に彼と仕事をしたことのある選手とのコネクションが今後増えていくかもしれませんね。
②ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)
再共演へ
エヴァートンがハメス獲得に前進…恩師が再会を熱望、4年契約のオファー提示かhttps://t.co/QoutwFOaeg編集部より
「#エヴァートン の #アンチェロッティ 監督と #ハメス・ロドリゲス は、2014-15シーズンにレアル・マドリード、2017-18シーズンにバイエルンで共闘していました」— サッカーキング (@SoccerKingJP) April 29, 2020
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続いては、マドリードで居場所を失っているハメス・ロドリゲスです。
最早ジダン監督の構想外ともされているハメスは、今夏のレアル・マドリー退団が確実とされています。
移籍先の候補としてはアトレティコ・マドリーなどの名だたるビッグクラブが挙がっているものの、エヴァートンが「リストの最上位」にハメスを置いているという報道も出ています。
アンチェロッティ監督は過去に2回ハメスを指導した経験があり、彼の獲得を熱望していることがその理由だと言われていますね。
ハメス・ロドリゲスは使い方の難しい選手ではありますが、ハマるシステムの中に置けばとてつもなく輝くタイプですから、彼を理解している監督の下でやるのが一番マッチしているのかもしれません。
イメージ的には、日本の香川真司やアーセナルのメスト・エジルと同じようなタイプの「戦術を選ぶ」タイプの選手だといえそうです。
いずれにせよ、もしハメスがエヴァートンにやってくればハメス、リシャルリソン、カルバート=ルーウィンのトライアングルを観ることが出来る訳ですから、かなり楽しみなアタッカー陣になること間違いなしでしょう。
③アドリアン・ラビオ(パリサンジェルマン)
ユヴェントスに合流していないラビオ、早くもプレミア行き浮上か
エヴァートンが獲得に興味を持っているとの報道も…
詳細をチェックhttps://t.co/wUzXQkcabY#スポルト #プレミアリーグ pic.twitter.com/OQbbM9YTOf
— SPORT JAPAN (@SPORT_JAPAN) May 10, 2020
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続いては、イタリアで苦戦しているフランス代表のMF、ラビオです。
PSGではパス成功率90%という驚異的なパス精度を誇っていた彼ですが、今夏フリーでユベントスへ移籍した後は苦戦しているようです。
レギュラーポジションを確保したとはいえず、リーグ戦では17試合の出場に留まっています。
そこで、PSGでラビオと仕事をしていたアンチェロッティが彼の獲得に興味を示し、近頃では盛んにエヴァートン移籍の報道が出ていますね。
ラビオのような選手が一人いるだけでビルドアップの安定感が段違いに上がりますし、ゲームをコントロールできるようになればそれだけ前線の選手がチャンスを迎える回数も増えていくはずです。
強力な2トップを最大限活かす意味でも、ゲームメイク能力に卓越したラビオの獲得はかなり魅力的なプランだといえそうです。
2020年新加入決定選手
GK
- ヨナス・レッスル ← ハダースフィールド
- ロビン・オルセン ← ローマ
DF
- ジョンジョー・ケニー ← シャルケ
- ベン・ゴッドフリー ← ノリッジ・シティ
MF
- ヤニック・ボラシー ← スポルティング
- ムハメド・ベシッチ ← シェフィールド・ユナイテッド
- ハメス・ロドリゲス ← レアル・マドリード
- アラン ← ナポリ
- アブドゥライェ・ドゥクレ ← ワトフォード
FW
- ジェンク・トスン ← クリスタル・パレス
退団選手も予想!
続いては、エヴァートンを退団する可能性のある選手たちを数人ご紹介していきたいと思います。
①モイーズ・キーン
移籍の噂
レアル、19歳のFWキーン獲得に関心?…ベンゼマの後継者にhttps://t.co/B5P0t49yUK編集部より
「昨季のユーヴェでブレイクを果たした #モイーズ・キーン は、昨年夏に5年契約で #エヴァートン に加入し、ここまで1得点をマークしています」 pic.twitter.com/UeWEpP44FG— サッカーキング (@SoccerKingJP) February 14, 2020
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まず初めは、昨夏エヴァートンに加入したばかりの若きFW、モイーズ・キーンです。
彼は昨夏にユベントスから電撃加入でやってきたものの、その後はピッチ内での活躍よりもピッチ外での問題行動ばかりが目立っており、素行の悪さが浮き彫りとなっています。
ポテンシャルには疑いの余地がないものの、移籍後からここまで公式戦1得点と、期待外れと言わざるを得ない結果に終わっています。
中断期間中にはロックダウン中にも関わらず複数の女性を呼んで自宅でパーティーを行ったことが報じられるなど、クラブからの印象悪化も深刻です。
一説にはアンチェロッティ監督が獲得を希望しているナポリのMFロサーノの獲得に際し、エヴァートンはキーンを差し出す準備があると噂されています。
才能はもちろん折り紙付きですが、この素行の悪さが改善されない限り、彼が一つのクラブで落ち着くことは当分難しいかもしれません。
②リシャルリソン・デ・アンドラ―デ
【噂】アトレティコとPSG、リシャルリソン争奪戦か
昨夏にワトフォードから #エバートン に加わり、その新天地でも活躍を続ける #リシャルリソン が #アトレティコ・マドリー と PSGのレーダーに。必要な移籍金は推定7000万£(約99億9000万円)。
詳細https://t.co/g4yYHsjLZJ
[Mirror] pic.twitter.com/Kve2vJf4z5— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) May 12, 2019
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続いては押しも押されもしないエヴァートンの2トップの一角、リシャルリソンです。
強靭なフィジカルを活かしたポストプレーや豪快さのあるフィニッシュワークを武器にこの数年で成長し、現在ではプレミアリーグでも屈指のCFの一人に成長しました。
2018年にはセレソンにも召集され、まさに波に乗っている選手でしょう。
今季もここまでプレミア10得点と申し分のない活躍を見せていますが、彼についてはかねてよりビッグクラブからの関心が囁かれています。
移籍先としてはマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシーやアーセナルなど、プレミアの上位クラブがこぞって手を挙げているようです。
最近ではエヴァートンとの契約を延長し、移籍の可能性こそ低くなっているものの、要求額を満額支払える資金力のあるクラブが現れれば、もしかするとサプライズ移籍が有り得るかもしれません。
③ドミニク・カルバート=ルーウィン
【公式】
今季リーグ戦で13ゴールを挙げている我らのエース、カルバート=ルーウィン(通称DCL)が、2025年まで契約を延長しました!pic.twitter.com/tvpBaI8gnk— エバートンジャパンEverton Japan (@Everton_Japan) March 7, 2020
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最後はリシャルリソンと共に2トップを担う23歳のカルバート=ルーウィンです。
彼も近年の成長が著しい有望株の一人ですね。
大柄ながら強さと柔らかさを兼ね備えており、柔軟な足元のスキルで味方を活かす事も出来る器用さがあります。
フィニッシュパターンも多彩で、豪快なヘッド、ミドルシュート、巧みな裏取りからの丁寧なフィニッシュと、様々な形からゴールに迫ることが出来ます。
今季はここまでプレミア13得点。20得点も目指せる好成績を残しています。
そんな大ブレイク中のカルバート=ルーウィンですが、やはり彼もプレミアの多方面から関心が囁かれています。
エヴァートンとしては引き抜きを阻止したいところですから、リシャルリソンと同じく契約を延長しました。
この延長によって今夏の移籍の線はかなり低くなったかもしれませんが、将来的な引き抜きの可能性は常に付き纏ってくるでしょう。
2020年退団決定選手
GK
- マールテン・ステケレンブルフ → アヤックス
DF
- ジブリル・シディベ → モナコ
- クコ・マルティナ
- レイトン・ベインズ
MF
- モルガン・シュネデルラン → ニース
FW
- ウマル・ニアッセ
- モイーズ・キーン → パリ・サンジェルマン
- セオ・ウォルコット → サウサンプトン
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『エヴァートン2020最新移籍情報まとめ!噂の獲得候補・退団選手の補強リストも調査!』と題してお伝えしました。
古豪として知られるエヴァートンですが、今夏はかなり積極的な補強施策を画策しているようです。
補強の進捗次第では、名将アンチェロッティ監督の下、来季プレミアリーグを席巻するサプライズが起きるかもしれませんね。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます。
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