RBライプツィヒファンの皆様、こんにちは。
近年のRBライプツィヒの躍進は目覚ましいです。
各国主要クラブでも、長い歴史の中トップに君臨し続けてきたクラブが序列を変え、新たな強豪クラブが生まれてきています。
例えば、プレミアリーグでは、「ビッグ3」と称された中の一つ、マンチェスター・ユナイテッドは2010年代ごろまで覇権を握ってきましたが、当時1部と2部を行き来し、タイトルとは無縁であった同じ街のライバルクラブ、マンチェスター・シティが今ではビッグクラブとして成長しています。
プレミアリーグ(イングランド)に限ったことではなく、名門と言われたクラブも、常にタイトルが約束されたわけではなくなってきているという事です。
そして、ブンデスリーガ(ドイツ)でも同じくここ数年で同じような現象が起きています。
2009年にレッドブル社が買収、創設し、今では常にタイトルを争える位置に上り詰めた、ブンデスリーガのRBライプツィヒがその筆頭でしょう。
今回は、そんなRBライプツィヒの2021年夏の
- 最新移籍情報
- 補強ポイント
- 狙ってると噂の獲得候補選手
- 退団が噂される選手
- まとめ
について、お伝えしていきます。
Contents
最新移籍情報
RBライプツィヒの現状
はじめに、どんなクラブかおさらいしておきましょう。
来シーズンから、バイエルンを指揮する事となった、ユリアン・ナーゲルスマン監督の下、スピーディーで、パワフルなサッカーを展開し、近年優勝争いに絡んできたライプツィヒ。
DFラインは、ダヨ・ウパメカノをセンターに置き、ウイングバックは左にアンへリーニョ、右ムキエレと攻守共に機動力重視のメンバーがいます。
中盤より前が、主将ザビツァー、ダニ・オルモやエンクンク等、ボールコントロールスキルやミドルシュート、ハードワークのできる選手が多く、FWにも、10番フォルスベリや、ファン・ヒチャン、ポウルセンなど実力者が揃います。
18-19シーズンからチャンピオンズリーグ出場を勝ち取ると、翌シーズンではベスト4まで駒を進めるなど、まさに大躍進の活躍ぶりを見せました。
ストロングポイント
チームの特徴として、強豪クラブと違うポイントは、目立ったスター選手がいないというところだと思います。
一人の選手に固執する事なく、攻守において全員が連動し、ハードワークする「走る集団」をナーゲルスマン監督は、築き上げました。
ポゼッションと正確なパスワークを武器に、ミドルゾーンや狭いエリアを、ワンタッチパスで崩したり、相手DFを引きつけ、逆サイドのスペースに展開し、切り込んでいく等、ピッチを広く使った戦術を使います。
数字に現ている通り、ナーゲルスマン監督就任以前は1試合でのパス本数は392本であるのに対し、現在では、552本と大きく変化が現れています。
また、ナーゲルスマン流の”ゲーゲンプレス”もクラブ躍進の一つを支えていると言えます。
わかりやすく言うと、”対プレス”です。
カウンターを狙ってくるチームに対して用いる戦術となります。
その戦術には、様々な”型”とされているものがあり、ナーゲルスマン監督は、マンマーク型(ボールに近い1、2人の選手がボールホルダーに対してプレスをかけ、その他の選手が相手選手をマンマークする事)と、エリア型(奪うことができるエリアに誘導する)を主に使っています。
本来、このプレッシングはボールを奪われた後に用いられ、各選手がスペースを捨て出ていく、マンマークの状態をエリアを絞って行うので、当然リスクが伴いますが、両方を使いこなすことにより、上位に食い込む結果を残しています。
ウィークポイント
ここでは、ナーゲルスマン采配が輝く一方でいかにして負けを喫しているのかを探っていきます。
目に付くのは、中盤底でボールを失った後、ショートカウンターに対しての耐久力です。
前線に多く人数を割いている為、組み立ての人数が少ない状況にあります。
高い位置で失った際は、局面で数的優位になるので、ボール奪取しやすい状況を作れます。
ですが、相手チームがRBライプツィヒの攻撃を組み立てるパサーに対して強いプレッシャーをかけボールを奪われると、一気にピンチへと変わります。
さらには、ロングカウンターとDFラインの裏に気を配らねばなりません。
狭いエリアに人が集中するので、失った後にロングボール一本放られてしまうと、後手に回ってしまいます。
強豪クラブとの対戦では、特に弱点が浮き彫りになってしまいます。
ゲーゲンプレスによる成果は多い反面、デメリットが生じることも忘れてはいけません。
更にチームとして完成する為には、より優れた選手が必要なことは明確です。
補強ポイント
ここでは、2つの強化が必要なポジションについて、お伝えしていきます。
ワールドクラスのレジスタの確保
現在チームでは、カンプルが中盤の組み立てを担っています。
ハイダラやアダムスら、同ポジションの選手も豊富で、どちらも23歳と若く将来が有望視される選手たちを抱えていますが、やはりトップクラスの選手が必要なポジションでもあると言えます。
プレッシャーに対する落ち着きや、視野の広さ、そしてチームコンセプトの「走る」事ができる人材として名前を挙げるとすれば
①MF ニコロ・バレッラ(イタリア/インテル)
/
今週末、#セリエA 開幕!!
注目の新加入選手は?👤
\🇮🇹ニコロ・バレッラ
(インテル←カリアリ)🗒2018-19シーズン 成績
🏟35試合出場
⚽1ゴール・4アシスト2019-20シーズン インテルの日程&注目選手などは👇https://t.co/TxFAdAKctz pic.twitter.com/qKEnBoiRHo
— Goal Japan (@GoalJP_Official) August 23, 2019
現在インテルでプレー中の24歳。2列目でのプレーを得意としていますが、守備でも献身性を見せます。
深い位置からのビルドアップや、1試合の平均タックルは2.8回を記録し、守備の名手と言われているエンゴロ・カンテの2.1回を上回る数字です。
②MF ウィルフレッド・エンディディ(ナイジェリア/レスター・シティ)
/
エリア外から
ピンポイントで射抜く🎯
\こぼれ球に反応したエンディディが、DFの隙間を縫うボレーシュートを突き刺した🙌
🏴プレミアリーグ第18節
🆚レスター×チェルシー
📱見逃し&ハイライト視聴は #DAZN👉https://t.co/3pjWAVoO5A#PremierLeagueDAZN pic.twitter.com/h5TOhRRqJF— DAZN Japan (@DAZN_JPN) January 20, 2021
こちらも同じく、24歳のプレーヤー。元々CBなので守備面での貢献度も高く、攻撃でも組み立てと展開力、両方を持ち合わせています。
どちらも、ハードワークという面をクリアしており、必ずフィットするのではと考察します。
献身的なストライカーの獲得
現在、このポジションにはポウルセン、フォルスベリ、ファン・ヒチャンらが任され、時折オルモが入る場合もあります。
以前に所属していたティモ・ヴェルナーの穴を全員で埋めている印象があり、リーグ上位の得点数を記録しているのにも関わらず、最多得点者は10点未満です。
チームとしてはあまり問題視はしていないのかもしれませんが、やはり苦しい時には試合を決められる選手が必要なのも事実です。
では、どんな選手がマッチするのでしょうか。
①FW ニコラス・ゴンザレス(アルゼンチン/シュトゥットガルト)
Nicolas Ivan Gonzalez, 22 ans, 🇦🇷
Poste : AG, BU, AD
Valeur : 12M€ sur transfermarkt.
Club : Stuttgart.Auteur de 14 ⚽️ et 3 🎯 en 27 matchs, Gonzalez peut espérer crever l’écran cette année avec Stuttgart. D’ailleurs, on dit que le Milan AC suivrait de près l’Argentin… pic.twitter.com/9d3JvtBE1v
— Bastien (@RobergrosCarlos) September 18, 2020
現在、シュトゥットガルトで活躍するアタッカー。
FW以外にも、ウイングとしてプレーでき、ドリブル、運動量に長けています。
また、左利きでシュートバリエーションも豊富なので、攻撃の幅は確実に広がる事でしょう。
上記選手に獲得の噂はありませんが、個人的に考える、選手の特徴とチーム戦術を踏まえ選出させていただきました。
獲得候補選手
ここから、実際に獲得に乗り出している、または獲得が決まった選手についてご紹介していきます。
①FW アダム・フロジェク(チェコ/スパルタ・プラハ)
Adam Hložek 🇨🇿
Age: 18 years old
Position: Second Striker
Club: AC Sparta Prague
The future of Czech football
RT’s appreciatedpic.twitter.com/xwCMjFpjyT— Sam🇳🇬🇻🇦 (@prime_brodie) August 25, 2020
2002年生まれの19歳で、チェコの名門、スパルタ・プラハでプレーしています。
同クラブ史上最年少16歳3ヶ月でのプロデビューを飾り、FWとして、空中戦や足元の技術に優れ、ストライカータイプの逸材です。
数年前からライプツィヒが追っている選手でしたが、同選手の両親が海外移籍を拒否。18歳〜19歳でならと海外移籍へ関心を示している点から、今夏の市場では、非常に可能性のある選手だと言えるでしょう。
②FW ライアン・ブロビー(オランダ/アヤックス)
Brian Brobbey – Next Up pic.twitter.com/hkqd9ubBPC
— 📌 (@3kazii) January 18, 2021
こちらも19歳の有望株です。
数々の名選手を生んできたアヤックスユース育ちで、各世代代表にも選出されています。
クラブのU-17では、24試合26ゴール、U-19は41試合37ゴールを決めており並外れた得点力を誇っています。
既に、今夏アヤックス退団と報道され、ライプツィヒ入りが確実とされていましたが、ナーゲルスマン監督指導の下プレーを希望しているため、今回の移籍は破談になる可能性が高いです。
しかし、代理人はあのライオラ氏。
数々の名選手を抱え、移籍市場をかき回す事で知られているので、そういった部分でのアクションを期待できます。
③FW 南野 拓実(日本/サウサンプトン)
お誕生日おめでとうございます, Takumi Minamino🎈
Klopp’s face five seconds in pic.twitter.com/VxHg0DSzzY
— The Anfield Wrap (@TheAnfieldWrap) January 16, 2020
レッドブル・ザルツブルクから鳴り物入りでリバプールへと加入した同選手。
残念ながら、リバプールでは十分なチャンスに恵まれず、今夏レンタル先のサウサンプトンから復帰しますが、リバプールとしてはCBのコナテを狙っており、移籍金引き下げのため、南野を譲渡する可能性が報じられています。
獲得が決まれば、同選手としても非常にプラスになるはずです。
来シーズンから監督に就任するのはザルツブルク時代の恩師、ジェシー・マーシュ監督で、十分に再起可能と考えられます。
④DF モハメド・シマカン(フランス/RCストラスブール)
🇫🇷 Mohamed Simakan (2000)
Central Back – RC Strasbourg⚽️ His last game v PSG on 23/12/2020. Young player with so much power and maturity. He cleverly defended against Mbappé during all the game and he’s only 20. pic.twitter.com/3p0AKh1T1r
— F👁️cusPlayer (@F0cusPlayer) December 30, 2020
既に獲得が決まっている同選手。
187cmで長いリーチを活かした守備が特徴で、ビルドアップや、対人も強く、CB、SB共に器用にこなせる選手です。
チームは、ウパメカノを手放した穴を着実に埋めてきていますが、コナテの去就についてはまだ不透明なため、更なる獲得に踏み切るか見どころです。
退団が噂される選手
既に、バイエルンへは来シーズンからユリヤン・ナーゲルスマン監督と、DFダヨ・ウパメカノの引き抜きが決まっています。
今回更に主力流出の可能性があるのか見ていきましょう。
①FW ファン・ヒチャン(韓国)
【公式】(@DieRotenBullen)
ファン・ヒチャン
🇰🇷韓国代表 / 24歳 / CFレッドブル・ザルツブルク🇦🇹
↓
RBライプツィヒ🇩🇪移籍金 :900万ユーロ
市場価値:1000万ユーロ
今季成績:40試合16G22A#移籍情報 #ライプツィヒ #ザルツブルク #ファンヒチャン pic.twitter.com/TGMUDQJ2Nw— Mercato Japan (@mercato_jp) July 8, 2020
プレミア行きの報道から一転、ジェシー・マーシュ氏が後任を託されたことにより残留の可能性が高まった同選手。
かつての恩師との再会で留まる事に前向きな姿勢を見せていますが、現在25歳なので、一番脂の乗る時期にチャレンジする事も考えられるため、今夏の動向が楽しみな一人です。
また、エバートンや、ウェストハムから関心が寄せられているとの事で、条件次第では十分に可能性のあるでしょう。
②DF イブラヒマ・コナテ(フランス)
Welcome to Anfield, Ibrahima Konate.
He’s an absolute beast 💪🏽 #LFC
pic.twitter.com/yV6QbTTnQs— EssinemLFC (@essinem7) April 23, 2021
ウパメカノに続き、取り沙汰されている同選手。
コナテが去るとなれば、クラブにとっては主力CB2名を手放す事となり、非常に苦しくなってしまいます。
何とか引き止めようと、サラリー向上など様々な条件を提示していますが、すんなり交渉が進むかどうかは怪しいところです。
先程もお伝えした通り、リバプールが獲得を狙っており、南野の加入が現実的になれば、こちらに動きも出てくるでしょう。リバプールとしても、CBは怪我人が続出していることもあり、是が非でも獲得に乗り込んでくると見られます。
2021年夏の移籍決定情報
加入選手
DF
- ヨシュコ・グヴァルディオール (←ディナモ・ザグレブ)
- マルセロ・サラッチ (←ガラタサライ)
- モハメド・シマカン (←ストラスブール)
MF
- ドミニク・ソボスライ (←ザルツブルク)
- イライクス・モリバ (←バルセロナ)
FW
- アンドレ・シルヴァ (←フランクフルト)
- ブライアン・ブロビー (←アヤックス)
- アデモラ・ルックマン (←フルアム)
退団選手
DF
- イブラヒマ・コナテ (→リバプール)
- ダヨ・ウパメカノ (→バイエルン)
MF
- ラザール・サマルジッチ (→ウディネーゼ)
- マルツェル・ザビッツァー (→バイエルン)
FW
- ジャスティン・クライファート (→ローマ)
- アレクサンダー・セルロート (→レアル・ソシエダ)
- ファン・ヒチャン (→ウォルヴァーハンプトン)
- アデモラ・ルックマン (→レスター)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、『ライプツィヒ2021夏の補強ポイントと最新移籍情報まとめ!噂の獲得候補・退団選手リストも調査!』と題してお伝えしました。
ライプツィヒの方針としては、若くてハードワークができる選手を必要としており、あまりスタープレーヤーを欲してはいません。
所属している選手を見ていただくと、前所属がザルツブルクやニューヨーク・レッドブルズ等、同グループ間での人材提供が非常に多く、密接な関係にあります。
また、同じ方針を持ってサッカーをするので、移籍をしてもチームにフィットしない事はまずありえないというのが、最大の強みと言えるでしょう。
ブンデスリーガ発足後、ドイツサッカー界は西側クラブを中心にバイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントなどがリードしてきました。
ですが、東側に位置するRBライプツィヒが台頭してきており、ドイツ全域で競争が繰り広げられてきています。
ドイツサッカーも更に見どころ満載です。
これからも見ていきましょう。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます。
コメント